『消えない月』の感想!若干のネタバレあり

小説
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モケリン
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どうもモケリン@mokerin1です

本日はコチラの本の紹介です↓

 

モケリン
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久しぶりに、のめり込んで読書しました。

感想をネタバレありで紹介します。

 

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【簡単なあらすじ】

故郷の長野の勤め先で、老人にストーカーまがいの行為を受けて仕事を辞め、東京でマッサージ師として働くさくら。

そろそろ恋愛をしたいと考えていた時に、マッサージのお客である松原に誘われて交際スタート。

しかし付き合い始めてすぐに、松原の言動が引っかかるようになったさくらは、松原に別れを告げる。

だが松原は別れを受け入れられず、ストーカーになっていく・・。

【『消えない月』の感想】

〈ストーカーになっていく松原の気持ち悪さ〉

さくらに別れを告げられたことを理解しない松原。

結婚の約束までしたさくらが、自分に別れを告げるなんておかしい。

さくらは誰かに脅されているのではないか?

誰かに脅されているのなら、さくらを助けてやらなければならない!

といった妄想に取りつかれて、さくらのストーカーになっていく松原。

そして気味が悪いのは、

「さくらが誰かに脅されているなんて、全部自分が作り上げた妄想だ」

ということを松原が理解している点。

自分が振られたことは理解しているのに、相手に執着する理由を探すあたりが気持ち悪かったです。

〈さくらの心境にモヤモヤ〉

ストーカーの被害に遭ってしまったさくらですが、自分にも非があったといって、はっきりとした態度をしめしません。

松原を下手に刺激しないようにとは思うけど、松原への対応がぬるくてモヤモヤしました。

どんなことをされても自分を責めるし、周りのことを考えて行動するさくらだけど、悲劇のヒロインっぽくて個人的には読んでてしんどい人でした。

〈登場人物たちが謎〉

モケリン
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主役の二人を取り巻く登場人物たちは、何を考えているのか分からない人が多い気がしました。

当初は良い人っぽいのにどんどん嫌な人になったり、最後までよく分からない人がいたり、どの人も何を考えているのか分からない感じでなので、これはこれで不気味でした。

激しい憎悪を抱く人とか、分かりやすい人がいない。

みんなが何をどうしたいのか、よく分からない。

モケリン
モケリン

最後まで読まないと、誰が敵で誰が味方なのか分からないあたりも、この本の薄気味悪さに拍車をかけていて、読むスピードは上がりました。

読書のスピードが上がるなら、この世界観で結果オーライなのかも!?

〈まとめ〉

モケリン
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人の弱さが恐怖を招いている、そんな風に思った作品でした。

誰しもが弱さを抱えているけれど、その弱さを怒りに変える人、弱さを弱さのまま受け止める人、弱さを見なかったことにする人など、様々なパターンがある。

自分の弱さとどう折り合いをつけるかで、人生は思ってもいないほうに変わる可能性もあるんだと教えられた気がします。

 

モケリン
モケリン

読んでて楽しい話ではないけれど、この気味の悪さが途中で止められなくなる中毒性を持っているようで、一気読みできる作品でした。

興味のあるかたは読んでみてください。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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