
皆さんは自分を大切にしていますか?
誰かの善意に困っていたりしませんか?

「あなたのために言っているのよ」
「あなたのためにしてあげているのよ」
という、一見すると善意な行動や言動が、苦痛になっていることってありませんか?

私は結構、苦痛に感じるタイプ・・。
「あなたのため」と考えている人に悪気がないから余計に辛かったりします。
そんな私が手に取ったのがコチラの本です↓
【自分の領域を守ろう】
「あなたのため」と言ってくる人はたくさんいますが、多いと感じるのは家族の場合ではないでしょうか。
特に母親は

「あなたのためを思って言っているのよ!」
と、発言することが多いように感じます。
さらに現代ではSNSでも、見知らぬ人から簡単に「あなたのため」という善意を押し付けられやすいそうです。
人間関係が錯綜している時代に、まず自分を大事にする=自分の領域を守ることを優先しないと、人のためばかりに疲労、消耗してしまって、あげくの果てには、カラダを壊してしまうことにもなります。
『人間関係境界線の上手な引き方』より引用

私も実際に、人の善意を全て受け止めていた経験があります。

「モケリンのためにしてあげる」
「モケリンのために言っているからね」
これがしばらく続いた結果、どうなったかというと・・

私は心身を壊してしまい、寝込んでしまいました。

誰かの善意が悪かったというよりも、人と人の間には境界線が必要だということを知らなかったことも原因だったかな
と、『人間関係境界線の上手な引き方』を読んで思いました。

自分の領域は絶対に守った方が良いです。
【凛とした人になる】
あなたのパーソナルスペースを確保するために、相手に「ここは入っちゃいけない領域だ」と思わせる、日常的な振る舞いが必要になります。
『人間関係境界線の上手な引き方』より引用
タイトルにもある“バウンダリー”という言葉は、
自分と他人の間にある境界線のことだそうです。
このバウンダリーが上手な人は

「この人には、踏み込み過ぎてはいけない」
と感じさせるオーラを放っているそう!
つまり逆を考えてみると、バウンダリーが下手な人というのは

「この人には何を言っても平気」
と思われているということに・・。

確かに私は、相手との関係を悪くしたくなくて、いつも笑顔でニコニコと相手の言葉を聞いていたっけ。
結果、自分が苦しくなっているけど、自分にも原因があるんですよね。
【決定権を持つ】
本の中で、“バウンダリー上手になるための7つの習慣”が書かれていました。
その中で気になったのが、
人間関係に悩んでいる方の多くは、だいたい誰かに決定権を奪われています。
『人間関係境界線の上手な引き方』より引用

相手が夫、妻、親、友人、同僚など、人間関係に悩む人は、主導権を相手に委ねている場合が多いそうです。
決定するというリスクを避けた結果、相手が自分の領域に入ることを許してしまっているということに・・。
- まずは主導権を取り戻すこと。
- 少しずつでも決定する癖をつける。
周りに同調しないというわけではなく、「私は決める人だ」と印象を持ってもらうためにやるのです。
『人間関係境界線の上手な引き方』より引用
【まとめ『人間関係境界線の上手な引き方』の感想】
その他にも本の中では、
- さりげなく境界線を引くサブリミナル・トークとしぐさ
- ケースで見る人間関係のバウンダリー・オーバー
など、勉強になることがたくさん書かれていました。
本の中で、一番元気づけられたのが、
カラダは毎日、栄養や排せつで「更新」されている。
人間関係も毎日、少しずつ「更新」が可能。
という点でした。

苦しいけれど我慢しなければと思う人間関係ならば、お別れすることも時には必要だということ。
ライフステージによって、人間関係は変わっていくものです。変わっていかなければ、逆におかしいのです。(中略)
「関係の固定」はあり得ないのです。(中略)
長く続いている関係は、お互いに相手への敬意と尊重があります。
『人間関係境界線の上手な引き方』より引用

ということで私が以前、苦しいと感じた関係に現在では距離を置いています。
『人間関係境界線の上手な引き方』で学んだことを実践して、バウンダリー=人間関係の境界線も大事にしながら、

これからは体を壊さないようにしたいと思います。

感受性が高くて、人の気持ちを常に考えてしまって、自分が我慢ばかりしてしまう・・
そんな方にオススメの一冊です♪
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